亡くなった糖尿病患者の腎臓が移植可能に
2017年6月7日(水)(HealthDay News)-5月25日にClinical Journal of the American Society of Nephrology誌(オンライン版)上で公表された研究によると、糖尿病によって死亡したドナーからの腎臓が、移植順番待ちリストに載っている患者の生命を救う可能性がある。
調査員らは、死亡した糖尿病患者ドナーから腎臓の提供を受けた8,101名のレシピエントによる米国のデータと、腎臓移植順番待ちリストの人々からのデータを比較した。平均約9年間の患者追跡調査を行った。
糖尿病患者から腎臓を受けた患者では、その時も順番待ちリストに載っているか、非糖尿病ドナーからの腎臓を求める患者と比較して、追跡期間中の死亡率が9パーセント低かったことが、研究者らによって示された。糖尿病患者からの腎提供による恩恵が最も高い患者は、順番待ちリストに載ったまま死亡する確率が最も高い患者であった。死亡した糖尿病患者ドナーから取り出した質の低い腎臓は生存率を改善せず、40歳未満の患者は糖尿病患者からの腎提供から恩恵を受けなかった。
コネチカット州ニューヘイブンにあるエール大学医学部移植医学部長で、付随論説の著者Richard Formica Jr.教授は、本研究による知見が、おそらく処分されているであろう死後の腎提供の使用を支持していると述べた。「米国は国内総生産の17.4パーセントを医療関係費に費やしているにもかかわらず、腎移植へのアクセスを増加することによる問題解決にその資源を用いていないのは残念なことだ」と、雑誌のプレスリリースで述べた。
翻訳: TransPerfect
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