がんの併用療法へいようりょうほう

レビュー/改訂 2021年 7月
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がんの併用療法へいようりょうほうとはなんですか?

がんの併用療法へいようりょうほうとは、医師いし複数ふくすう種類しゅるい治療法ちりょうほうでがんを治療ちりょうすることです。わせる治療法ちりょうほうには、手術しゅじゅつ放射線療法ほうしゃせんりょうほうつよいエネルギーを使つかってがんをちいさくしたりがん細胞さいぼうをこわしたりする)、化学療法かがくりょうほう(がん細胞さいぼう破壊はかいするくすり)があります。

  • 医師いし数種類すうしゅるい化学療法薬かがくりょうほうやく同時どうじ使つかうことがあります(多剤併用化学療法たざいへいようかがくりょうほう)―それぞれのくすりがちがうはたらかたでがん細胞さいぼうころすため、よりおおくのがん細胞さいぼう同時どうじ破壊はかいされます。

  • 医師いしは、がんを数種類すうしゅるい治療法ちりょうほう(たとえば、化学療法かがくりょうほう手術しゅじゅつ両方りょうほう)で治療ちりょうすることもあります。

  • 医師いしはがんの病期びょうき(ステージ)とがんの種類しゅるいによって、使つか治療法ちりょうほうを1つにするかわせるかをめます。

なぜ医師いしはがんの併用療法へいようりょうほう使つかうのですか?

  • がんのなかには手術しゅじゅつ放射線療法ほうしゃせんりょうほうだけでは治療ちりょうできないものがあります。

  • 手術しゅじゅつ放射線療法ほうしゃせんりょうほうでは、からだの1ヵ所かしょにある腫瘍しゅよう治療ちりょうできますが、化学療法かがくりょうほうでは、からだのほかのところへひろがったがん細胞さいぼうころすことができます。

  • 放射線療法ほうしゃせんりょうほう化学療法かがくりょうほうでは手術しゅじゅつまえ腫瘍しゅようちいさくすることができるため、切除せつじょする必要ひつようのある腫瘍しゅようりょうすくなくなります。

  • 手術後しゅじゅつご放射線療法ほうしゃせんりょうほう化学療法かがくりょうほう外科医げかいけなかったがん細胞さいぼう破壊はかいするのに役立やくだちます。

  • 多剤併用化学療法たざいへいようかがくりょうほうは、余命よめいをのばし、症状しょうじょうをやわらげるのに役立やくだちます。

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