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心房細動例におけるDES留置において3剤併用療法ではDAPTと比較しリスクが上昇

心房細動例におけるDES留置において3剤併用療法ではDAPTと比較しリスクが上昇

2017/05/31

2017年5月31日(水)(HealthDay News)-5月17日にJACC: Cardiovascular Interventionsオンラインで公表された研究によると、薬剤溶出性ステント(DES)を用いた経皮的冠動脈インターベーション(PCI)を受ける患者において、心房細動(AF)がリスク上昇と関連していた。これは3剤併用療法を抗血小板薬2剤併用療法(DAPT)と比較した場合に、ベネフィットを伴わず、リスク上昇を伴うものであることが認められた。

韓国のソウルにある蔚山大学校医科大学のHyo-In Choi博士 (M.D.)らは、DES留置が行われた10,027例の患者データを調査し、AF患者における、抗血小板薬2剤併用療法(DAPT)と3剤併用療法の有効性と安全性を比較した。

指標となるPCIにおいて、7.1%の患者でAFが診断されていた。6年間の追跡調査期間において、PCI後の主要アウトカム(心血管死亡、心筋梗塞、または脳卒中による複合アウトカム)の発生率が、AFを伴わない患者とAFを伴う患者とを比較し、AFを伴う患者で有意に高かった(22.1%対8.0%、P < 0.001)。大出血に関しても同様の傾向が認められた(4.5%対1.5%、P < 0.001)。複数の変数の調整後、AFの存在は主要アウトカムのリスク上昇(ハザード比(HR) 2.33、95%信頼区間(CI):1.95~2.79、P < 0.001)、及び大出血のリスク上昇(HR 2.01、95%CI:1.32~3.06、P = 0.001)と関連した。調整後の主要アウトカムのリスクは、DAPT群と3剤併用群で同様であった(HR 1.01、95%CI:0.60~1.69、P = 0.98)。3剤併用は、出血性卒中の有意のリスク上昇(HR 7.73、95%CI:2.14~27.91、P = 0.002)、および大出血の有意のリスク上昇(HR 4.48、95%CI:1.81~11.08、P = 0.001)と関連していた。

「DES留置が行われた患者では、AFはまれではなく、虚血性、出血性のリスク上昇と関連していた」と、著者は述べている。「AFを伴う患者では、DAPTと比較し3剤併用療法は虚血性イベントの減少と関連していなかったが、出血リスクの上昇と関連していた」

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翻訳: TransPerfect

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