避妊法は妊娠を予防するために用いられます。避妊法には一時的なもの(経口避妊薬や子宮内避妊器具など)と、 恒久的 不妊手術 不妊手術とは、生殖能力を喪失させる目的で行われる手術です。 精子または卵子が通過する管をふさげば、生殖能力は失われます。 このような避妊法は基本的に、永久的な処置とみなすべきですが、場合によっては元の状態に戻すことができます。 精管切除術は男性に対する短時間の手技で、外来の処置室で行われます。... さらに読む なもの(永久的に妊娠を避けることを意図したもので、 精管切除術 男性に対する不妊手術(精管切除術) 不妊手術とは、生殖能力を喪失させる目的で行われる手術です。 精子または卵子が通過する管をふさげば、生殖能力は失われます。 このような避妊法は基本的に、永久的な処置とみなすべきですが、場合によっては元の状態に戻すことができます。 精管切除術は男性に対する短時間の手技で、外来の処置室で行われます。... さらに読む または 卵管結紮術 女性に対する不妊手術 不妊手術とは、生殖能力を喪失させる目的で行われる手術です。 精子または卵子が通過する管をふさげば、生殖能力は失われます。 このような避妊法は基本的に、永久的な処置とみなすべきですが、場合によっては元の状態に戻すことができます。 精管切除術は男性に対する短時間の手技で、外来の処置室で行われます。... さらに読む など)があります。中絶は妊娠を途中で終わらせる処置です。避妊に失敗した場合や避妊を行わなかった場合に、意図しない妊娠を終わらせるために使用されます。
避妊には多くの方法があります。100パーセント有効な方法はありませんが、他の方法と比べて非常に信頼性が高い方法はあります。有効性は、どの方法を使用するか、使用方法にどれほど忠実に従うかにしばしば左右されます。したがって、避妊方法の有効性は次の2つの方法で表すことができます。
大多数の人が使用した場合に、どの程度妊娠を防げるか(典型的な使用)
使用上の指示に正確に従った場合、どの程度妊娠を防げるか(正確な使用)
例えば、経口避妊薬(ピル)は毎日服薬すれば(正確な使用)、非常に効果的です。しかしながら、数錠の服薬を忘れると(典型的な使用)、有効性が低下します。対照的に、子宮内避妊器具は、一度挿入すれば交換が必要になるまで、それ以上何もする必要はありません。したがって、典型的な使用と、正確な使用はこの場合は同じです。ただ、1つの方法に慣れるにつれて、その使用方法に忠実に従うようになる傾向がみられるため、結果として多くの場合、正確な使用例と典型的な使用例との有効性の差は時間とともに少なくなります。
有効性の程度の違いに加えて、どの避妊法にも利点と欠点があります。避妊方法は、個人の好み、必要とする信頼性の程度、医療上の配慮によって選択します。
避妊に失敗した場合、望まない妊娠を防ぐために 緊急避妊 緊急避妊 緊急避妊は、無防備な性交をした後や避妊法が失敗した後(コンドームが破れた場合など)に行われます。 緊急避妊により、無防備な性交後(妊娠成立の可能性が最も高い排卵期に近い時点で性交した場合を含む)に妊娠する確率が低下します。全体として、1回の無防備な性行為の後に妊娠する可能性は約5%ですが、排卵期に近いと約20~30%になります。緊急避妊処... さらに読む が役立つことがあります。緊急避妊は、通常の避妊法として用いるべきではありません。
さらなる情報
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プランド・ペアレントフッド(全米家族計画連盟)(Planned Parenthood):このウェブサイトでは、避妊、中絶、その他の生殖に関するテーマについての情報を提供しています。