MRI検査けんさ

レビュー/改訂 2021年 11月
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MRI検査けんさとはどのような検査けんさですか?

MRI検査けんさは、強力きょうりょく磁石じしゃく使つかった装置そうちからだなか写真しゃしんをとる検査けんさです。コンピュータがあなたの体中からだじゅう磁場じば変化へんか記録きろくします。その、コンピュータはこの変化へんか利用りようして、一連いちれんのくわしい画像がぞうつくります。それぞれの画像がぞうは、からだをうすくったようにえます。コンピュータで、からだなかの3D画像がぞうつくることもできます。CT検査けんさPET検査けんさとちがって、MRI検査けんさはXせん放射線ほうしゃせん)を使つかいません。

  • MRI検査けんさはXせん放射線ほうしゃせん使つかわないため、ふつうはとても安全あんぜんです。

  • ふつう、MRI検査けんさではCT検査けんさよりもくわしいことがかりますが、MRI検査けんさほうがはるかに時間じかんがかかり、不快ふかいです。

  • 強力きょうりょく磁石じしゃく使つかうため、もしあなたのからだなか特定とくてい種類しゅるい金属きんぞくはいっているなら、あなたはMRI検査けんさけられません。

  • ほとんどのMRI装置そうちでは、せまいトンネルのなかはいるため、とても不安ふあん閉所恐怖症へいしょきょうふしょう)になって検査けんさができないひともいます。

  • 開口部かいこうぶひろいMRI装置そうち(「オープンがたMRI」)もあり、これはそれほどになりません。

わたしはなぜMRI検査けんさけなければいけないのですか?

医師いしは、つぎのものをつけたりたしかめたりするためにくわしい情報じょうほう必要ひつようなときに、CT検査けんさではなくMRI検査けんさをすることがあります:

  • のう脊髄せきずい筋肉きんにく肝臓かんぞう異常いじょう

  • 女性じょせい生殖器せいしょくき異常いじょう

  • 股関節こかんせつ骨盤こつばん骨折こっせつ

  • 関節かんせつ異常いじょう断裂だんれつやねんざなど)

  • 出血しゅっけつ感染症かんせんしょう

つぎ場合ばあい医師いしはCT検査けんさわりにMRI検査けんさえらぶことがあります:

  • CT検査けんさ使つか種類しゅるい造影剤ぞうえいざいたいするアレルギー反応はんのう(くしゃみ、発疹ほっしん呼吸こきゅうくるしくなるなど)がきたことがある場合ばあい

  • 妊娠にんしんしている場合ばあい(CT検査けんさでは放射線ほうしゃせんて、MRI検査けんさでは放射線ほうしゃせんないため)

MRI検査けんさでは、どのようなことをしますか?

検査けんさまえ

ポケットをからにして、アクセサリー、ベルト、そのほかの金属きんぞくせいのものをすべてはずします。たいてい、ふくたままでかまいません。

場合ばあいによっては、医師いし静脈じょうみゃく関節かんせつなか液体えきたい常磁性じょうじせい造影剤ぞうえいざいといいます)を注入ちゅうにゅうすることがあります。MRI検査けんさよう造影剤ぞうえいざい使つかうと、からだ特定とくてい部分ぶぶんがさらにはっきりとうつるようになります。

もしMRI装置そうちじこめられることを不安ふあんかんじるなら、医師いし気分きぶんをリラックスさせるくすり使つかうことがあります。

検査中けんさちゅう

  • まずだいうえよこになってうごかないようにし、そしてだいつつのようなかたちをしたおおきな装置そうちなかとおっていきます。

  • 医師いしは、装置そうちからるゴンゴンというおおきなおとこえないようにするために、ヘッドホンや耳栓みみせんをつけさせることがあります。

  • 医師いしから、特定とくていのタイミングでいきめるように指示しじされることがあります。

検査けんさにはふつう、20~60分間ぷんかんかかります。

検査けんさあと

ふだんの生活せいかつにもどることができます。

MRI検査けんさでは、どのような問題もんだいこりますか?

CT検査けんさよりも時間じかんがかかる

MRI検査けんさはCT検査けんさよりも時間じかんがかかります。この検査けんさは、深刻しんこくなけがや脳卒中のうそっちゅうがある場合ばあいなど、すぐに結果けっか必要ひつよう緊急事態きんきゅうじたいではあまり使つかわれません。

せまくてざされた空間くうかん

ほとんどのMRI装置そうちせまくてざされています。ざされた空間くうかんをふだんはこわいとおもっていなくても、検査中けんさちゅう閉所恐怖へいしょきょうふざされた空間くうかんにいるのがこわいこと)をかんじるかもしれません。また、からだのとてもおおきいひと装置そうちなかはいりきらないことがあります。

MRI装置そうちには、一方向いちほうこうひらいている大型おおがたつつのようなものでできているものもあります(オープンがたMRI)。しかし、られる画像がぞうがふつうの装置そうちのものほどはっきりしていません。

磁場じば問題もんだい

からだなか特定とくてい種類しゅるい金属きんぞくはいっている場合ばあいは、MRI検査けんさ磁場じば問題もんだいになることがあります。MRI検査けんさ技師ぎしは、からだなかはいっているすべての金属きんぞくについて質問しつもんします。金属きんぞくには安全あんぜんなものとそうでないものがあります。技師ぎしは、特定とくていのMRI装置そうちなに安全あんぜんかについてのくわしいリストをっています。しかしふつう、MRI検査けんさつぎのものにたいして問題もんだいになります:

  • 心臓しんぞうのペースメーカー、除細動器じょさいどうき人工内耳じんこうないじなど、磁石じしゃくでコントロールされる医療機器いりょうきき(MRI検査けんさによって機器きき故障こしょうすることがある)

  • ワイヤーなどの電気でんきとお金属きんぞく使つかった医療機器いりょうきき(MRI検査けんさによって機器ききあつくなり、やけどをすることがある)

  • てつなどの、磁石じしゃくせられる金属きんぞく(MRI検査けんさによってこの金属きんぞくからだなかうごくことがあります)

よくある歯科しかインプラント、人工股関節じんこうこかんせつ背骨せぼねをまっすぐにするためのロッドなど、一部いちぶ医療機器いりょうききはMRI検査けんさをしても安全あんぜんです。

造影剤ぞうえいざい使つかった場合ばあい)にたいするアレルギー反応はんのう

MRI検査けんさ使つかわれる造影剤ぞうえいざいたいするアレルギー反応はんのうは、CT検査けんさよりもこる可能性かのうせいひくくなります。しかし、頭痛ずつう、めまい、不調ふちょういたみがあらわれたり、くちなか異常いじょうあじがしたりすることがあります。めったにないことですが、腎臓じんぞう損傷そんしょうけることがあります。すでに腎臓じんぞう異常いじょうがある場合ばあいは、腎臓じんぞう損傷そんしょうこりやすくなります。

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