がんの手術しゅじゅつ

レビュー/改訂 2021年 7月
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医師いしはどのようなときに、がんを治療ちりょうするための手術しゅじゅつをしますか?

がん手術しゅじゅつとは、医師いしががんを切除せつじょするためにする手術しゅじゅつです。ふつう、医師いしつぎ場合ばあいにのみ手術しゅじゅつをします:

  • がんがどこにもひろがって(転移てんいして)いない場合ばあい

  • からだ手術しゅじゅつえられるほど十分じゅうぶんつよ場合ばあい

がんが全身ぜんしんひろがっていない場合ばあい手術しゅじゅつなおることがあります。しかし、がんがひろがると、もとのがんを切除せつじょしても完全かんぜんにはなおりません。のこっているがんはえてひろがりつづけます。医師いし手術しゅじゅつまえにがんがひろがっているかどうかを調しらべる検査けんさをします。CT検査けんさMRI検査けんさ、またはほかの検査けんさおこなわれることがあります。

しかし、そのような検査けんさでは顕微鏡けんびきょうでしかえないほどちいさながんをつけることはできません。そのため、手術しゅじゅつのときに医師いし腫瘍しゅようちかくにあるリンパせつ切除せつじょすることがよくあります。リンパせつは、まめのようなかたちちいさな器官きかんで、からだまも免疫めんえき一部いちぶです。がんはたいてい、最初さいしょにそのようなちかくにあるリンパせつひろがります。検査室けんさしつでリンパせつ検査けんさして、がんがひろがりはじめていないか確認かくにんします。

  • がんのあるリンパせつ(「陽性ようせい」のリンパせつ)をのぞいても、完全かんぜんなおるためのやくちません。

  • 医師いしのぞいたリンパせつにがんがある場合ばあい、がんはほぼかならずほかのところにもひろがっています。

リンパせつにがんがあると医師いしかっている場合ばあい化学療法かがくりょうほう放射線療法ほうしゃせんりょうほうなど、ほかの治療ちりょうおこなわれることがあります。

手術しゅじゅつけた場合ばあい、ほかの治療ちりょう必要ひつようですか?

腫瘍しゅようのぞいたあと、さらに手術しゅじゅつけることがあります。たとえば、にゅうがんを治療ちりょうするための乳房切除術にゅうぼうせつじょじゅつ乳房にゅうぼう手術しゅじゅつ)のあとに、乳房にゅうぼうかたちつくなお手術しゅじゅつ乳房再建にゅうぼうさいけん)をけることがあります。

がんの種類しゅるいおうじて、医師いしつぎ治療ちりょうもすることがあります:

このような治療ちりょう手術しゅじゅつまえあとおこなわれることがあります。

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